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板敷スプリングフライトDay3, Task3 [FlightLog]

まだ正式な報告も公表されておらず、また十分に振り返り(突風発生のメカニズム含め)も尽くされていないと思うが、詳細の記憶が新しいうちに当日のフライトログと現時点での振り返りを記録しておこうと思う。

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板敷スプリングフライトDay3、Task3

TO→真家2kmスタート→国民宿舎→五叉路→益子→下館→桜川滑空場ゴール、63km。
約半数29名ゴール、2回目スタートでトップゴールのムタが最速1時間20分。
ぼくは2回目スタートの2時間27分で24位。
予想気温を2℃ほど上回ったことと良好な気温減率により、雲底高度は予想1800mのところ2400m、降雪もあり不安定すぎるくらい対流活発。
タスク最終レグの下館〜桜川は前線めいたガスティなリフト空域だった。
また前半のゴール者のランディング時には風弱くバリアブルだったが、15時半頃から西風が強まった(タイトなコンバージェンス域の縁に当たると思う)。

ぼくは難台山雲底2400mからスタート後、足尾西面へ出るのに失敗し五叉路手前で対地500mまで下がったが、期待通り盆地東縁の活発空域に流されつつ立ち上がるリフトで再び2000mオーバー。
北上して富谷山を越えると益子近辺はオーバーキャストで対流少なく渋め、らんぽうさんやちゅうさんとえっちらおっちら対地1000mそこそこで益子リターン。
ゴールデンレイクスまで南下してくるとここの雪雲(低層は雨だったらしい)は強いリフトで700m→2000m、残り17kmでファイナルグライド。
しかし下館を1200mでリターン後、ここからの最終レグにグライドしながら+4とか+6m/sで上がる強烈なリフトがあり、怖くてVGも引けずゴール到達時点で高度1700m。

板敷LDにリターンすることも頭をよぎったが、狭いランディングで荒れるリスクを考えて止め(実際数名がゴール後に板敷リターンしたが、オーバーキャストして概ね穏やかに降りたらしい。盆地内がモヤっていて対流が無いことは判断できたとのこと)、晴れ間のシンクで高度を落としゴールランディングへ。
しかし滑空場の長辺に対して直角方向の西風強風だったため、アプローチできないと思い東隣の広い田んぼへ。
5〜6m/sくらいの強風だったが乱流はそれほど無く、セーフティ。

続いてとのやんは滑空場へインサイド。
その次のNさんも滑空場へアプローチ、しかしファイナル直前くらいのタイミングで滑空場に20m/sを越える猛烈な突風が吹き込み(車に積んでいたグライダーが下から吹き上げられて舞い上がり転落したらしい)、地上の選手がNさんへむかって田んぼへ退避するよう叫んだようで、また誰かが無線指示も入れたが、次の瞬間には翼に異常な力がかかって吹き飛ばされ、同時に体もコントロールバーの外に投げ出された。
機体は(片翼からロールオーバーするように見えたように記憶)吹き飛ばされて上下ひっくり返り、その状態で一瞬安定したが再びひっくり返って体が翼の下へ。
そのままノーズ方向から地面へ突っ込んだ。体が翼より先に接地したと思われ、強い衝撃によるダメージが原因でそのまま亡くなられた。

地上での異常なざわめきから突風まであまりに瞬時に起き、かつあまりに強烈なパワーであったため、状況が始まってから対処するのは無理だった。
また前後の状況からは、ここまで対処不能な突風を予期することも困難。
(突風が吹いたのはその瞬間のみで前後は通常の強めの風。また400mほど離れたぼくの田んぼでは突風の影響も無かった。)
気象予報よりもコンディションが激しいこと、ランディングが降りにくい状況である(とは言え上手い人なら降りられない程ではない)ことなど、決定的ではない曖昧なリスク要素を根拠にして、少しでもランディングリスクを排除する為により広くて風の淀みやローターやトリガーの少ない場所を選んでいれば、結果的には回避できていただろう、というくらい。
具体的には周囲の田んぼに降りるか、盆地内のメインランディングに帰るか。ただそれも「先に人が降りているところに降りる」というセオリーとの判断になる(直前含めほぼ皆が滑空場内に降りていた)。
==========

あの田んぼの光景が脳裏と耳を離れず、自分の中でも起きたことの整理がつかないけれど、
今はただ故人のご冥福をお祈りします。

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